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サブプライムとは

サブプライム住宅ローンとは、米国の信用力の低い低所得者向けの
住宅ローンで金利が高いので、住宅ローン全体の中では目立たない
存在だったが、2000年ごろから住宅価格が上昇するにつれて利用者
が増え、それまでは住宅ローン市場全体の10%以下だったのが、06年
から07年にかけては13から15%を占めるまでに成長した。

当初の金利は低めに設定し、数年後からは高金利になる仕組みがな
いので、住宅価格の上昇で住宅の担保価値が上がれば、より低い金
利のローンに切り替えることができたからだ。

しかし、住宅価格が下落した2005年を境にして、返済延滞や債務不
履行の問題が浮上し、金利が低い2~3年は問題が表面化しなかっ
たが、2007年には表面化しだした。私Fが気がついたのは、
2007/04/11nikkeiIMFがサブプライムの焦げ付きに注意を喚起し
た記事である。

米国はノンリコール制度であるために、返済の原資とする財産(責
任財産)の範囲に限定を加えた貸付方法であるために、債務不履行
といっても、住宅から出て行けばいいだけである。このため、簡単
に債務不履行ができる。このため、ローンの焦げ付きが拡大してい
る。

このサブプライムローンも住宅ローン担保証券(RMBSもしくはMBS)
の形で証券化され、さらにそれらが債務担保証券(CDO)の形に再証
券化されて、金融商品として主に欧米の投資家、銀行、証券会社に
販売されたために、欧米全体に波及している。仏金融大手BNPパ
リバが傘下ファンドを凍結したのが2007年8月であり、数日遅れて、
米投資銀行大手ゴールドマン・サックス傘下のファンド2社も凍結
した。

2007年07月にFRB議長がサブプライム問題で金融機関の損失は12
兆円になると発言している。

そして、格付けもリスクがあるのにAAAなどと高ランクにされて
いた。格付け会社の報酬が、証券会社からの証券の格付けによって
いたことで、甘くなったと弁明しているが、いかにいい加減な格付
けをしていたかが問われ、2007年9月に米S&P社長が退任している。

2007年9月にサブプライム大手の米アメリクエストが廃業している。
このとき、その大量の債券を買ったのがシティである。また同月英
ノーザン・ロック銀行で取り付け騒動が起こり、その後同行を国有
化した。

2007年09月にサブプライム債権の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ
)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディーマック)の買い取り枠を拡
大することに米財務長官が前向きとしたが、その実施は2008年2月で
ある。この処置が、その後の2公社の危機に繋がる。

10月には米シティなど共同で10兆円規模のファンドを検討したが、
世界的に資金を集めようとしたができずに、12月には見送りをして
いる。12月には証券保障のモノラインであるアムバック救済された
が、格付けが低下して、銀行の損失が拡大した。

その後も住宅価格の下落が止まらずに現在、2008年3月にはオルトA
やプライムローンなどにも返済延滞や債務不履行が広がり、その担
保証券も急落し、2008年08月にメリルとシティはこの証券を買い戻
している。

2008年3月にはとうとう米証券大手ベアー・スターンズが危機になり
、救済のためにJPモルガンが合併した。この損失を埋め合わせる
資金供給をFRBは保証した。

2008年09月には米財務省は住宅公社への公的資金注入を発表した。
ここまでのサブプライムで世界損失118兆円に上るとIMF幹部は発
言しているが、それだけでは終わらないようだ。

今、リーマン・ブラザースの救済策を検討している。ここまでは
住宅ローンとその証券化商品や関連会社の株に閉じたが、公社対象
のデリバティブ(ほとんど金利スワップ)に波及することが確実に
なった。

金利スワップとは、資金の支払いを相互に交換する取引です。変動
金利(短期間毎に変更)の債務を持つA社と、固定金利(金利一定
)の債務を持つB社が、金利支払いを交換する取引である。

この仕組みを使って、各社の住宅ローンを保証していたが、この業
務を清算するという。しかし、JPモルガン、シティを筆頭とする
米銀のデリバティブ契約残高はことし3月末で180兆ドルを超え、そ
のうち金利関連は80%、142兆ドルである。これが金利スワップ取引
で、この固定金利への引受け手の大部分がファニーメイとフレディ
マックである。権利行使ができないような清算すると、ここでも大
規模な損失が米銀だけではなくて、世界の銀行に降りかかることに
なる。もし10%の損失が出ると、それだけで米銀だけで14兆ドルにも
なる。世界のデリバティブ取引は400兆ドルとも言われているので
、40兆ドル程度の損失が出てもおかしくない。

金融市場でのデリバティブが縮小されて、米銀の儲けの柱の1つが
なくなる。これで米銀は都合3つの柱がなくなることになる。1つ
目が担保証券、2つ目がレバレッジを効かした利益の積み上げ、3
つ目にデリバティブ取引である。

どちらにしても、デリバティブ取引に波及してきたことで、金融混
乱を拡大してきている。そして、取り返しのつかない方向に米国は
向かっている。早めの公的資金投入をしないと、徐々に金融不安が
世界に拡大しているように感じるがどうであろうか。
世界恐慌に向かうように感じて、非常に不安である。

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